2011年に買ったMacBook Proは、開発や映像編集に使う上では未だに快適に動いており、値段的なことを考えてもなかなか新しいMacBook Proに買い換えるタイミングが訪れなかったのだが、唯一バッテリーだけは劣化してきてしまったので、ついに去年の秋に発表されたモデルを買った。
購入したモデルは13インチ Touch Bar付きの一番安いモデルで、19万円。
参考として、今まで使っていた2011年モデルのスペックは下記の通り。
- Core i7 Quad Core 2.0GHz
- 2014年にCrucial MX100に換装済み
大きさ、軽さ
期待通り、小さくて軽い。13インチモデルにしたからという事もあるが、2011年モデルの15インチと比べると、大分気軽に持ち運べて嬉しい。
性能
正直な印象として、特段処理が速いと感じることはない。遅いと感じることもない。
Touch Barとキーボード
スリープからの復帰時のログインやアプリインストール時の確認などに指紋認証が使えるのは便利。Touch Barは、今のところ全く使っていない。ESCはフィードバックがないこともあって、やはり使いにくい。とくにVimのようにESCを多用するツールを使っているときは多少のストレスを感じる。キーボードの浅いタッチは多分慣れそう。
使っているうちに、浅いタッチもTouch BarもTaptic engine付きトラックパッドも、おそらく、将来的にいつかでるであろうタッチパネルキーボードへの布石的な位置づけがあるのかなと感じるようになった。
画面
綺麗だが、特段、というほどではない。
バッテリー
すでに5年以上が経過している2011年のMBPに比べたら圧倒的に持ちは良いのだが、どうも正直なところ期待していたほどは長くない。明らかに異常なほど持ちが悪いわけではないのだが、仕事で使っている2013年のMBPに比べると少し悪い気がしている。
調べて見たところ、バッテリーの持ち具合が安定しない、という報告があるようだ。
2011年MBPとの比較
携帯性とバッテリーの問題を解決するために、重い腰を上げて購入し、実際一週間持ち運んで見て悪くない買い物だったと感じている。明らかに、気軽に持ち運んで気軽に作業できるようになったことで、無駄な時間に作業を進めることができるようになったのは嬉しい。
一方で、5年ぶりの買い替えだが、作業の快適性は正直2011年のMBP(SSD換装後)と比べて、あまり変わらない気がしている。2011年のMBP(4コアi7 + 後付けの高性能SSD)の出来が良かったということと、ハードの性能が十分に上がりすぎてしまっていることが原因だと思う。2011年のMBPは非Retinaなので、Retinaになったのはもちろん嬉しい。
まとめ
Touch Barは、Touch IDによる認証を除いて、あまり便利だと感じられないし、決して安い買い物ではない。個人的には、Retina世代以降のMacBook Proを使っていて、バッテリーやキーボードなどのハード面で問題を抱えていないようであれば、よく検討してから購入した方がいいんじゃないかと思う。