TestLinkのイケてる点とイケてない点

2011年終盤の個人的な関心の一つは、テスト体制の強化でした。
自分の仕事/プライベートで関わったプログラムで今年一年の間に見つかったバグについて、「自動テスト/人力によるテストのどちらによって防ぐ事ができたか」という割合を考えてみると、自動テストでは対応できなかったと思われるケースが多かったように思います。特にiOS/Androidアプリケーション、MacアプリケーションのUI関連で発生するバグはやはり今の段階で自動テストで対応していくには難しい部分が多くあります。
自動テストに頼り始めると、人力でのテストはとても面倒に感じられるようになります。テストの手順/内容をわかりやすく説明しなければいけない、テストを実行してくれる人を募集/確保しなければいけない、自動テストに比べると圧倒的に時間がかかる…等。これらの要素は人力テストの実行に消極的になるには十分です。それを防ぐためには、人力でのテスト実行の効率化をしていく必要がありました。
その中の対策の一つがTestLinkを使ったテスト全体の効率管理でした。先日は設置方法についてのポストを書きましたが、しばらく実際に使ってみての実感を書きます。 “TestLinkのイケてる点とイケてない点” の続きを読む

Unity勉強会

突発的に会社内でUnity勉強会が開催されました。
元々ちゃんとした勉強会を開く予定ではなく、「明日、休日だしUnityの勉強でもしようぜ」という話を@NagaishiYuuki君(彼は飲み会オール明けで来た。若い)に話していただけなのですが、前日の企画、休日の朝集合、しかも僻地という条件にも関わらず、いつのまにか社内外から9人の参加者が集まり、ちょっとした楽しい勉強会になりました。
午前中に全員でチュートリアルの内容や仕様等を確認し、その後2時間で各自ゲーム開発、中間レビュー、最後の2時間で仕上げる、という勉強会というより、日帰り合宿みたいな流れだったのですが、普段社内でUnityを使ったゲーム開発をしているメンバー2人がお台場から駆けつけてくれた事もあり、僕を含めたUnity初心者7人もそれぞれ物理演算を使った3Dゲームをある程度形にすることができました。改めてUnityの学習コストと開発コストの小ささはすごいなあと感じました。
あとはライセンスがもう少し安ければもっと仕事以外でも個人でも積極的に使いたいんだけどなあ。

オープンソースのテスト管理ツール TestLinkをさくらのレンタルサーバーに設置する

全てのテストを自動化することはできないので、どうしても特にUI関連等は人の手でテストをやってもらうことが多くなってしまいます。前はGoogle Spreadsheetsを使ってテストを管理していたのですが、さすがにプロジェクトの規模が大きくなってきて項目/テストの回数が多くなってくるとSpreadsheetsでの管理は効率がとても悪くなってしまうので、テスト管理ツールを導入することにしました。 “オープンソースのテスト管理ツール TestLinkをさくらのレンタルサーバーに設置する” の続きを読む