iPadで録音した曲をiPhoneで再生してみたらギターだけすっぽり消えた件

数年ぶりにギターをはじめました。いまどきらしく、専らiPadにつないでギターを練習しています。
若干ノイズはあるものの、iRig + AmpliTube for iPadの組み合わせはなかなか快適です。特に、すぐにオケにあわせて録音できるのが素敵です。素直にメトロノームにあわせて反復練習を続けているだけだと気がつきにくい微妙なタイミング・強弱のブレを確認できるので、自分の演奏を手軽に録音してすぐに確認できるというのは素晴らしいです。
というわけで、練習の間に何度かオケにあわせて録音をしておいて、日々の練習の成果(と変な癖)を確認する、ということをやっているのですが、iPadとMacでは問題なく再生できるのになぜかiPhoneでのみ、バウンスした音声ファイルを再生するとオケ部分はくっきり聞こえるのにギタートラックだけが消える、という現象が発生。何が起きているのか特定するのに時間がかかりました。
AmpliTubeからバウンスされる音声ファイルのフォーマットはm4aで、トラック数絡みの問題かな?と思ったのですが、リニアPCM 16bit 2ch 44100Hzという標準的なファイルフォーマットに変換しても、やはりギターの音だけがスッポリ消えてしまう。ハイパスフィルターかバンドパスフィルターがかかって、ギターの音だけ極端に聞こえにくくなっているというのも考えにくい。
waveform
最終的に、ギタートラックだけをバウンスしてAudacityで波形を確認してみて気がつきました。AmpliTubeからバウンスされたギタートラック、なぜか左右で位相が逆転している…。これが仕様なのか、あるいは音作りの設定でこうなってしまったのかよくわかりません。
調べてみると、iPhone 5Sのスピーカーはステレオではなくモノラルだったので、左右の波形が合成された結果、ノイズキャンセリングみたいな現象が起きてギターの音だけがスッポリ消えるという不思議な現象が起きていたようです。少し面倒ですが、ギタートラックのみをバウンスして、Mac上で片方のトラックだけを切り離してオケトラックと合成してみたところ、無事iPhoneのスピーカーからも再生できました。
なかなか予想外。

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