プログラムを少ない労力と時間で書く上でIDEによる補間機能はとても便利だ。限定的ではあるがXcodeではテキストマクロを活用すると、通常の補間よりも更にラクができる。コマンドを覚えておかないと使いこなせないので、忘れないためのメモ。
テキストマクロ
Snippetを挿入する機能。一番よく目にする例では、クラスの宣言の時などに「@interface」まで打つと「@end」までのコードが自動的に補完されるアレ。
実は覚えていないと使えない、色々なマクロが存在する。
テキストマクロの使い方
通常のコードの自動補完と同様、マクロを打ち込んだら「ESC」あるいは「Ctrl」+「.」を押して補完候補を出す。
通常このコマンドを打たなくても、補完候補がある場合は候補が自動的にエディタ上にリスト表示されるが、候補が自動表示されていない場合でもこの機能は使える場合がある。
例えば、「fori」という四文字を打ち込むと自動では補完候補は表示されていないが、この状態で「ESC」を押すと
よくある、変数iを使ったforループのsnippetが候補として出現し、これを選択すると
「fori」がそのsnippetに置き換わる。
この「fori」にあたる部分がテキストマクロで、当然ながらどういうマクロが存在するのか覚えていないと使う事はできない。
よく使うテキストマクロ
というわけで、覚えておくと便利なマクロ。
fori
fora
NSArray用。Fast Enumerationを使った方が便利な気もするけど
ちなみに、Fast Enumeration用のテキストマクロはfore
init
dealloc
他のコマンド
その他のテキストマクロは「Xcode Workspace Guide」の「Repeating Code」で確認できる。