2014年のアプリ開発: 各OSの動き

2014年を締めくくるにあたり、まずは各OSでこの一年間なにが起きていたかを振り返る。

  •  4月
    • Windows Phone 8.1発表(海外のみ)
  • 6月
    • WWDC
      • iOS 8発表
      • 新言語Swift発表
    • Google I/O
      • Android L (5.0)発表
      • Android Wear発表
      • Android Studioがベータに移行
  • 9月
    • Apple Watch発表
    • iOS 8リリース
    • Google Playで有料アプリ公開時に住所公開が必須に
  • 10月
    • Android 5.0リリース(SDK + システムイメージ)
  • 11月
    • .NET Coreオープンソース化発表
  • 12月
    • Android Studio正式版リリース
    • Firefox OS搭載スマートフォン「Fx0」国内発売

Swiftの発表(とその後の混乱)は若干センセーショナルだったが、その他は概ね予想/噂されていたような順当な進化の一年だったように思う。Windows Phone 8.1が発表されたタイミングで、いよいよWindows Phone端末が再び国内でも発売されるのではないかという予測もでたが、結局2014年中に国内でWindows Phone端末が販売されることはなかった。Tizen搭載端末も結局発売されることはなかった。Firefox OS端末が年末に発売されたが、この先どうなっていくかはしばらく様子をみてみないとなんともいえない。結局、2014年もスマホはAndroidとiOSの1年だった。
AndroidとiOSの比較では、先日のエントリーにも書いたようにAndroidが開発環境/OSの出来ともに飛躍的に改善した一年だった。一方iOSは、先日のエントリーから2ヶ月がたった今も、状況はあまり改善されていない。Yosemiteも不具合が多く報告されているので、Appleには頑張って欲しい…。
Apple Watch / Android Wearと、2大スマホOSが揃ってウェアラブルの領域への本格的な進出を明らかにした一年でもあったが、Apple WatchもAndroid Wearも今公表されている情報を見る限り、ライフスタイルを劇的に変えるようなデバイスとまではいかなそう。キラーアプリ的なものがあると一気に普及して可能性も広がりそうなんだけど、個人的にはまだイメージがわいてこない。
規約絡みでの大きなニュースは、9月に突如発表されたGoogle Playにおける有料アプリ公開時の住所公開だ。「消費者保護法遵守のため」ということなので、iOS AppStoreでも今後同様の処置がとられる可能性があり、個人デベロッパーにとってマネタイズを考える上での大きな障壁となりそう。
というわけで、Androidの飛躍的な改善とSwiftの登場(と混乱)が象徴的だったものの、他は割と順当な一年だった。

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