UnityアプリケーションをJenkinsでビルドする際、いちいちスクリプトを記述するのが面倒で、管理の面でも不便なので諸々を自動化するgemを作りました。
UnityプロジェクトからiOSプロジェクトを作る方法
コマンドラインからiOSプロジェクト出力を行う方法については、こちらの記事が参考になります。Assets/Editor以下にスクリプトを書くことになるのですが、毎回このスクリプトを書いて管理するのが面倒なので、gemを作ってみました。
echinoideaのインストール
rubygemsからインストールできます。
gem install echinoidea
rvmなどの場合はそのまま、root権限が必要な場合はsudoした上でインストール。インストールするとechinoideaコマンドが使えるようになります。
echinoidea.ymlの設置
ビルドに必要な設定をymlに書いてプロジェクトのルートディレクトリに配置します。
scenes: - Assets/Scenes/Foo.unity - Assets/Scenes/Bar.unity
最低限必要なのは、ビルドに使うsceneの指定のみ。他にもStrippingLevelやApiCompatibilityLevelなどを指定できます。くわしくはここ。
ビルド
echinoidea -o foo
プロジェクトのルートディレクトリにて、echinoideaコマンドを実行します。-oの後に出力先のディレクトリ名を指定します。(この場合fooディレクトリにiOSプロジェクトが保存される)
その他
ソースコードはgithubでオープンにしてあります。
Unityのバージョン、プロジェクトの設定によっては正しく動かない可能性があるので、追々見つかり次第調整していこうと思います。
Unityプロジェクトのビルドを自動化する上で、もう一つの難関(むしろこっちが本番)であるNative Code Plugin仕様時のスクリプトについても、時間があったら整理して公開しようと思います。
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