本屋で偶然見かけたので買って読んでみました。保守性の高いコードを書くためのポイントが色々説明されている本です。小さい版で200ページ程度、内容もテンポが良いので半日〜一日もあれば一通り読めると思います。
内容は、質の悪いコードを書かないための割と広く知られている一般的/基本的な手法が紹介されていて、特筆するような目新しい内容は正直なところそんなにありません。が、基本をすべて網羅的に押さえるのは独学では時間がかかるものなので、初心者を卒業しようとしているような人にとっては、その後のステップアップにつながる良い本だと思います。あるいは、短い時間で読めるので、初心者が含まれるようなチームで開発をしていく際にメンバーで一通り読んでおくと「コーディング規約」以外の部分で哲学を共有していけてよいのではないかな、と思います。
残念な点は、ページ数が少ない点とタイポが結構多いこと。特に書籍内のサンプルコードでタイポが多いのは、「良いコードを書く」というタイトルからしてみると、直した方がよいような気が。
カテゴリー: 書籍レビュー
iOS開発におけるパターンによるオートマティズムを読んだ
「iOS開発におけるパターンによるオートマティズム」という書籍がでていたので読んでみました。著者はタノココの木下 誠さん。OS Xも含め長年のCocoaデベロッパーの方が執筆された本ということもあり、洗練されたパターンが詰め込まれています。 “iOS開発におけるパターンによるオートマティズムを読んだ” の続きを読む